調査データ&レポート
2009年スポーツマーケティング基礎調査
発表日:2009年10月21日
トピックス
- スポーツは「観る」から「する」へ
- スポーツ参加市場規模は約4.0兆円。そのうち60歳代による市場が約1.2兆円
- スタジアム観戦の支出額:一回あたり7,753円、年間では24,477円
- 最も好きなスポーツは「野球」「サッカー」。ゴルフは近年伸長
- ナイキ、アディダスの海外ブランドが人気
- 好きなスポーツ選手は6年連続でイチロー選手
- プロ野球ファン人口は約3,800万人、Jリーグファン人口は約1,650万人
プロ野球全体では読売ジャイアンツ、パ・リーグでは東北楽天ゴールデンイーグルスがトップ。Jリーグでは浦和レッズがトップ - 3割以上のランナーがマラソン大会出場経験あり。今後出場したい人も同程度
詳細
Yahoo!リサーチと三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社は、共同企画として「2009年スポーツマーケティング基礎調査」を全国15歳(中学生を除く)~69歳のYahoo!リサーチの調査専用パネルに対して実施し、男性1,000名、女性1,000名、計2,000名の回答を得ました。本調査は2004年から始め、今回で6回目の調査になります。
【1】 スポーツの位置付け
日常生活におけるスポーツの位置付けは、「見ることよりもすることのほうが、大きな位置付けを占めている」人が増加する一方、「することよりも見ることのほうが、大きな位置付けを占めている」人が減少する傾向がみられた。
他方「することも見ることも、大きな位置付けではない」人も増加傾向にある。
何らかのスポーツをしている人は56.4%で昨年から増加している(8.2ポイント増)。また、現在しているスポーツは1年以内に始めたという人が2割を占める。始めたスポーツは、健康や美容のため、ウォーキング、体操・トレーニング・エアロビクス、ジョギング・マラソン・駅伝などが多い。スポーツは自分でするという人が増えておりスポーツ用品市場も拡大した。一方、スタジアム
等での観戦回数は減少し、観戦市場も縮小した。
![図表1.スポーツの位置付け(n=2,000)[単数回答]](/research/img/091021_01.gif)
【2】 スポーツ参加市場規模
スポーツ用品の購入、スポーツ施設利用・会費・スクール料、スポーツのスタジアム観戦など、過去1年間のスポーツ活動への参加にかかる支出を対象としたスポーツ参加市場規模は4兆314億円となった。(スタジアム観戦市場:5,639億円、用品購入市場:1兆4,749億円、施設利用・会費市場:1兆9,926億円)。スタジアム観戦市場が昨年比2割減と大きく減少する一方、用品購入市場が8.2%増となるなど、「観る」市場から「する」市場に移ってきている。
約4.0兆円の市場のうち、60歳代による市場が全体の約3割の1兆1,862億円を占めている。特に施設利用・会費市場、用品購入市場で大きな存在感を示している。
現在主に行っているスポーツ別に、用品購入費、施設利用・会費・スクール料をみると、ゴルフ、テニス、水泳を行っている人の支出額が高くなっている。特にゴルフをしている人の平均支出額が高く、年間約21万円(支出が0円の人を含んだ平均)であった。

【3】 スタジアム観戦にかかる出費
過去1年間にスタジアム・競技場でスポーツ観戦をした人は26.4%であり、2006年調査の33.2%から一貫して減少している。観戦者一人当たりの平均観戦回数は3.1回であり、これまで6回の調査で最小となった。特に年間2~5回程度観戦する人の比率が少なくなっている。観戦一回あたりの支出額は7,753円(前年比0.2%増)とほぼ横ばいながら観戦数の落ち込みにより、年間では24,477円(同11.5%減)と減少している。

【4】 「好きなスポーツ」「よく観るスポーツ」「行っているスポーツ」「今後したいスポーツ」
「最も好きなスポーツ」「よく観るスポーツ」共に、6年連続で「野球」「サッカー」が1位と2位である。ただし、サッカーのスコアは「最も好きなスポーツ」で4年連続の減少となっている。近年人気が高まっているといわれるゴルフは4年連続で増加(2005年の3.3%から5.6%)し、「よく観るスポーツ」としても昨年から3ポイント増加した。「行っているスポーツ」「今後したいスポーツ」で最も多いのは、ウォーキングとなっている。

【5】 好きなブランド
「好きなスポーツブランド」では、昨年同様ナイキ、アディダスという世界的企業が上位を占めた。アシックス、ミズノの日本ブランドがそれに続く。年代別にみると、海外ブランドであるナイキ、アディダスは年代に関わらず総じて支持が高い。それに対して日本ブランドのアシックス、ミズノは年齢層が高くなるにしたがって、支持が多くなる傾向にある。若年層ではプーマの人気が高い。
![図表5.好きなブランド(n=2,000)[複数回答] (単位:%)](/research/img/091021_05.gif)
【6】 スポーツ選手の好感度
好きな有名スポーツ選手では、6年連続でイチロー選手が1位となっている。浅田真央選手の人気も安定している。ゴルフ人気を反映して、石川遼選手、宮里藍選手が上位に入った。北島康介選手は、北京オリンピックが開催された昨年に引き続いて名前があがった。
![図表6.スポーツ選手の好感度[単数回答]](/research/img/091021_06.gif)
【7】 応援しているプロチーム(野球、サッカー)
プロ野球全体では読売ジャイアンツ、パ・リーグでは東北楽天ゴールデンイーグルスがトップ。Jリーグは浦和レッズがトップ。
日本のプロ野球チームを応援している人は42.4%で、昨年から7.7ポイント減少した。プロ野球ファン人口を推計すると昨年の4,491万人から3,780万人に大きく減少した。チーム別では、4年連続2位であった読売ジャイアンツが1,003万人でトップとなり、阪神タイガースは2位で799万人と大きく減少している。東北楽天ゴールデンイーグルスがファンを増やし388万人で3位となっ
た。WBC日本代表のファンは3,228万人、メジャーリーグ(MLB)のファンは719万人である。
Jリーグチームを応援している人は18.3%である。Jリーグファン人口を推計するとほぼ横ばいの1,648万人となった。チーム別では、浦和レッズファンが238万人で昨年に引き続き1位となり、鹿島アントラーズが173万人で2位に浮上した。サッカー日本代表チームのファンは3,403万人である。
![図表7.応援しているプロ野球チーム(n=2,000)[単数回答]、図表8.プロ野球ファン人口推計、図表9.応援しているJリーグチーム(n=2,000)[単数回答]、図表10.Jリーグファン人口推計](/research/img/091021_07.gif)
【8】 ランナーの属性など
最近マスコミで取り上げられることが多いランナー(「ジョギング・マラソン・駅伝」を行っていると回答した人)について今回注目した。ランナーには「男性」「幅広い年齢層」「給与所得者」といった特徴があり、2割が1年以内に始めている。週1-2回から3-4回、1回につき3-5km走る人が多い。3割が携帯電話や携帯音楽プレーヤーを身につけて走っている。また、ランナーの34.0%がマラソン大会等に参加した経験があり、35.4%が今後参加したいと考えている。

調査項目
- スポーツとのかかわり方
- ランニングの実態
- 競技場、スタジアムでの観戦状況
- 競技場・スタジアムのネーミングライツ(命名権)
- テレビ等でのスポーツ観戦状況
- スポーツ関連支出の状況
- スポーツ選手のイメージ
- 応援しているプロチーム(野球、サッカー)
- 回答者の属性 など
調査概要
2009年スポーツマーケティング基礎調査
| 調査方法 | インターネットウェブ定量調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国15歳(中学生を除く)~69歳のインターネットユーザー |
| 割付 | 性別×年代(15-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳、60-69歳):各200名 地域(北海道・東北:240名、関東:660名、中部:360名、近畿:340名、中国・四国:180名、九州・沖縄:220名) |
| 調査期間 | 2009年9月4日(金)~9月7日(月) |
| 有効回答人数 | 2,000名(男性1,000名、女性1,000名) |
| 実施機関 | ヤフーバリューインサイト株式会社 |
この調査結果の詳細はPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。
※2007年6月以前のプレスリリースの調査実施機関は、旧インフォプラント社もしくは旧インタースコープ社になります。
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