調査データ&レポート
「倫理・価値観に関する調査」
発表日:2009年10月27日
トピックス
- 著名な経営者や偉人の名言:"自分は実践しているのに、社会での浸透度はいまひとつ・・・"
- 女性は大事なことを優先的に、男性は網羅的に実践したい傾向。男性は社会にも厳しい評価
- マネジメントに近い立場ほど、「電通鬼十則」「松下幸之助氏の格言」実践の自負あり
詳細
仕事に対する姿勢や人との関わり方など、人は様々な価値観や倫理の上に生活を営んでいます。国内外の著名な経営者や偉人などの名言や企業の原理・原則などをもとに、「自分自身の実践度」と「社会における浸透度・実行度」を確認しました。現状を反映する一指標として毎年実施し、経年変化を捉える考えです(今回は第1回)。
【1】 著名な経営者や偉人の26の名言に対する自己実践度と社会浸透度
仕事への姿勢や人との関わり方などに関する著名な名言・格言を提示し、その内容に対する『自分自身の実践度』と『社会における浸透・実行度』を確認しました。まず、すべての項目において個人実践度より社会浸透度のほうがスコアが低く、全体的に"自分は実践しているのに、社会はいまひとつ"という、社会に対して厳しい評価の傾向が見られました。特に、「23:自由は責任ある個人だけが主張できる」や「10:ありがとうという言葉はポケットにしまってはいけない」でその傾向が目立ちました。しかし、「7:人と力を合わせると不可能も可能に・・・」「9:やさしい言葉はずっと心にこだまする」などの人とのコミュニケーションや感謝・協力に関する項目は、社会浸透度も比較的高い結果でした。
【2】 著名な経営者や偉人の26の名言に対する自己実践度と社会浸透度
男女の比較では、男性よりも女性のほうが項目ごとの、特に個人実践度に散らばりが見られ、「10:ありがとうという言葉をポケットにしまってはいけない」「9:やさしい言葉はずっと心にこだまする」などの人とのコミュニケーションや協力・感謝に関する項目や「4:疑問を抱くことは、人を賢明にさせる」「5:幸せは自分で作るもの・・・」などの努力・ベストを尽くすことに関する項目はスコアが高いものの、社会奉仕・貢献に関する項目では全般的に低いといった自己評価をしています。女性は、大事なこととそうでないことを区別し、意識的に実践しているように見えます。
一方男性は、まんべんなく意識・実行しているからか、論理的と言われる男性ならではのそうであるべきという社会規範に縛られているからか、ほとんどの項目の個人実践度が同程度の評価に固まっています。
また、男性のほうが女性よりも社会浸透度の評価が全体的に若干低く、社会に厳しい評価をしています。なかでも特に、「23:自由は責任ある個人だけが主張できる」や「19:1つしかない人生を社会のために役立てよう」などの社会浸透度が特に低いと考えている様子です。
【3】 「電通鬼十則」「松下幸之助氏の格言」に対する自己実践度と社会浸透度
次に、株式会社電通の元社長、吉田秀雄氏が社員に示した「電通鬼十則」やパナソニック株式会社の創業者、松下幸之助氏が松下政経塾で塾生に示した「五誓」の一部および著書『道をひらく』にある格言について同様に、個人実践度と社会浸透度を確認し、会社経営者や役員、管理職、自営業などのマネジメントにより近い立場の人(以下、マネジメント層)と、管理職以外の会社員やパート・アルバイトの人(以下、一般層)の評価を比較しました。
まず、多くの項目で、一般層よりもマネジメント層のほうが個人実践度のスコアが高い傾向が見られます。特に「1:仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない」の差が目立ちました。また、絶対値は他より低いものの、「6:周囲を引きずり回せ・・・」「3:大きな仕事と取り組め・・・」や「5:取り組んだら放すな・・・」「10:摩擦を怖れるな・・・」などの仕事への執着心や熱意、突破力を示す項目での差も顕著です。社会浸透度には特に大きな違いは見られませんでした。
一般層では、個人で実践できているものとそうでないものに開きがあり、「12:いかなる人材が集うとも、和がなければ成果は得られない・・・」「15:・・・平凡と思われることもおろそかにしない・・・」などは、比較的個人実践度が高く、社会への評価も高めです。しかしながら、前述の「3・5・6・10」や「4:難しい仕事を狙え、そしてそれを成し遂げる・・・」「9:頭は常に全回転、八方に気を配って・・・」などでは、マネジメント層との差も大きく且つ個人実践度も低い結果となっており、他項目よりも自信のない様子が伝わってくる結果となりました。
調査項目
- 18世紀米国の政治家ベンジャミン・フランクリンの「フランクリン13徳」に対する個人実践度と社会浸透・実行度
- 株式会社電通元社長、吉田秀雄氏が社員に示した「電通鬼十則」に対する個人実践度と社会浸透・実行度
- パナソニック株式会社の創業者、松下幸之助氏設立の松下政経塾で塾生に示した「五誓」の一部および著書「道をひらく」に記載されている格言の一部に対する個人実践度と社会浸透・実行度
- 仕事や生活における価値観・意識
調査概要
「倫理・価値観に関する調査」
| 調査方法 | インターネットウェブ定量調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国20~60代男女1000人 |
| 割付 | 全国8地域(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州)性年代10歳刻み人口動態割付 |
| 調査期間 | 2009年10月15日(木)~10月17日(土) |
| 有効回答人数 | 1000人 |
| 実施機関 | ヤフーバリューインサイト株式会社 |
PDFファイルは以下よりダウンロードしてご覧ください。
※2007年6月以前のプレスリリースの調査実施機関は、旧インフォプラント社もしくは旧インタースコープ社になります。
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