調査データ&レポート
「太陽光発電システム」に関する調査
発表日:2009年12月10日
トピックス
- 電気代節約・地球温暖化防止等の太陽光発電システムの特徴の認知率は調査対象者の約8割と、マジョリティが認知。導入費用の高さや補助金の存在などは6割強の認知率
- 11月スタートの『太陽光発電の余剰電力買取制度』の認知率は約7割、理解率は1割程度
- 『余剰電力買取制度』の買取費用の負担には否定的な人が7割以上と圧倒的に多い
- さらなる普及・拡大施策として検討されている『全量・全種買取制度』の認知率は約4割
- 『全量・全種買取制度』にともなう買取費用の追加負担に対しては、否定的な人が7割以上と圧倒的に多い
- 『余剰電力買取制度』 『全量・全種買取制度』全般に対する納得度は、肯定派と否定派に二分
詳細
CO2削減の流れやエコカー、そして、11月1日からスタートした『太陽光発電の新たな買取制度(以下、余剰電力買取制度※)』など、代替エネルギーに関する関心が高まるなか、太陽光発電システムに焦点を当て、現時点でのシステムの特徴の認知や設置状況とその理由、余剰電力買取制度の認知・理解などについて掘り下げました。
【1】 太陽光発電システムの特徴認知
まずは、【太陽光発電システム】の特徴に関する認知状況を確認しました。
「電気代の節約につながる」と「地球温暖化防止につながる」の2項目は8割前後と、すでにマジョリティの人が認知しています。次いで、「システムの導入費用が高い」や「システム導入時に国や自治体からの補助金を得られる可能性がある」は6割強のレベルで認知されているという結果でした。

【2】 太陽光発電システムの導入状況・意向とその理由
太陽光発電システムは、「設置している」が調査対象者全体の約2%、「設置していないが設置を検討している」の約5%と合わせても1割に満たず、まだまだごく限られた人が導入および導入検討をしているという結果になりました。しかしながら、「現状では検討していないが、いつかは設置を考えたい」と答えた導入意向者が54%と過半数を占め、何らかの興味は抱いている様子がうかがえます。
現在すでに導入している、導入を検討している、将来的に導入を検討したいと答えた人にその理由を聞いたところ、「電気代の節約につながるから」が最も多く、60%が挙げています。2番目に多かった「地球温暖化防止につながるから」(32%)の2倍近くに達しており、環境面よりも、節約などの経済的な面を利点と考えている人が多いようです。

【3】 余剰電力買取制度の認知・理解度
11月からスタートした『太陽光発電の余剰電力買取制度』の認知者の合計(「内容まで詳しく知っている」と「詳しくは知らないが聞いたことがある」の合計。以下、認知者計)は、全体の69%と約7割に達しました。しかしながら、そのうち、「内容まで詳しく知っている」という理解者は1割程度という結果でした。
続いて、制度に関する説明を提示した後、改めて制度の各内容に関する認知を聞いたところ、『余剰電力を電力会社が従来の2倍にあたる単価で買い取ること』や『この制度により太陽光発電システムの普及活性化が期待されていること』は認知者計が7割前後と高いものの、『余剰電力の買取にかかる費用が「太陽光サーチャージ」という形で電気利用者すべてが負担し、電気料金に上乗せされること』については認知者計が半数に満たず、「内容まで詳しく知っている」人は1割強に留まりました。

【4】 『余剰電力買取制度』の買取費用の負担に対する容認度
余剰電力買取制度において、買取のための費用を、現在支払っている電気料金に上乗せして負担をする点については、「どちらかといえば負担したくない」「負担したくない」がいずれも36%で、全体の73%が「負担したくない」と回答しました。「負担してもよい」「どちらかといえば負担してもよい」の合計20%の3倍以上と、負担には否定的な人が肯定的な人を圧倒的に上回る結果となりました。

【5】 全量・全種買取制度の認知・理解度/買取費用の追加負担に関する認知・理解度
さらに、再生可能エネルギーのさらなる普及・拡大に向けて、今後、『太陽光による発電の買取を余剰分に限定せず、全量を電力会社が買い取る案(全量買取)』や『買い取る電力を風力や地熱など他の再生可能エネルギーにも広げる案(全種買取)』といった全量・全種買取制度が検討されていることについて、説明を提示した後に認知・理解度を確認しました。
「全量・全種買取制度が検討されていること」の認知度は、「内容まで詳しく知っている」と「詳しくは知らないが聞いたことがある」の認知者計で約45%、「全量・全種買取制度が実施され、太陽光や風力発電の買取範囲の拡大が進むと、太陽光発電を設置している、いないに関わらず、追加負担が生じると見込まれていること」については、認知者計で4割弱と、前述の【3】『余剰電力買取制度の認知・理解度』を大きく下回りました。

【6】 『全量・全種買取制度』にともなう、追加負担に対する容認度
今後の施策として検討されている前述の「全量・全種買取制度」でも、その買取費用を電気利用者すべてがさらに追加負担することについての意見を確認しました。「追加負担したくない」が38%、「どちらかといえば追加負担したくない」が36%と、追加負担には否定的な意見が全体の74%と約4分の3となり、「余剰電力買取制度」と同様に、負担には否定的である人が圧倒的に多い結果となっています。

【7】 『余剰電力買取制度』および『全量・全種買取制度』全般の納得度
最後に、『余剰電力買取制度』および『全量・全種買取制度』を含めた制度全般に対して、納得できるかどうかを聞きました。全体で「とても納得できる」が約5%、「やや納得できる」が40%で、「納得できる」の合計は約45%と半数弱となりました。一方、「全く納得できない」「あまり納得できない」の合計も約45%と、肯定派と否定派が同率に二分される結果となりました。

※太陽光発電の新たな買取制度
2009年11月1日からスタートした「太陽光発電の新たな買取制度」。 (太陽光発電によって発電した電力のうち、自家消費せずに余った電力を電力会社が買い取り、その買取コストを電気を使用する全ての方々で負担をするという制度)
調査項目
- エネルギーに関する情報入手状況
- 太陽光発電の導入の有無とその理由
- 太陽光発電システムの特徴の認知
- 太陽光発電の電力買取制度の認知や買取費用「太陽光サーチャージ」の負担意向 など
調査概要
「太陽光発電システム」に関する調査
| 調査方法 | インターネットウェブ定量調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国20~60代男女 1,000人 |
| 割付 | 性年代10歳刻み 100サンプル均等割付 |
| 調査期間 | 2009年11月14日(土)~11月15日(日) |
| 有効回答人数 | 1,000人 |
| 実施機関 | ヤフーバリューインサイト株式会社 |
PDFファイルは以下よりダウンロードしてご覧ください。
※2007年6月以前のプレスリリースの調査実施機関は、旧インフォプラント社もしくは旧インタースコープ社になります。
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