調査データ&レポート
「情報メディア」に関する調査
発表日:2009年3月17日
トピックス
- 従来4大メディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)は、利用度・信用度・利用意向ともに昨年レベルを維持
- 伸び続ける「検索エンジン」「動画共有サービス」
- 信用度・利用度・利用意向のいずれも高く、存在感を増すウィキペディアなどの「フリー百科事典」
- CGM系メディアは、情報収集の目的やシーンごとに使い分け
詳細
情報メディアに対するユーザー態度の経年変化、新メディアの信用度や利用状況の把握を目的に、2005年~2007年に行った3回の調査に続き、このたび第4回を実施しました。
これまで同様、横軸で『信用度』、縦軸で『利用度』、バブルサイズで『今後の利用意向』を表現したチャートにて、各メディアのポジショニングを確認しました。
【1】各情報メディアの利用度・信用度・利用意向
「テレビ」「新聞」「雑誌」「ラジオ」の従来4大メディアは、昨年のレベルを概ね維持しています。ウェブ系メディアでは、前回調査で利用度・利用意向ともに高かった「検索エンジン」や、初登場ながら存在感を見せた「動画共有サービス」の利用度・信用度が今回調査でも上昇傾向にあり、利用意向も依然高く、今後も伸びが期待されます。
今回新たにカテゴリを追加したウィキペディア(Wikipedia)に代表される「利用者が編集可能なフリー百科事典」は、信用度が「新聞」「ラジオ」に次いで3位、利用度が「テレビ」「検索エンジン」「ポータルサイト」「新聞」に次いで5位、利用意向は「検索エンジン」に次いで2位と、利用度、信用度、利用意向が三拍子揃う注目の結果となりました。その他「iGoogle、My Yahoo!」「ソーシャルブックマークサービス」「画像/写真共有サービス」「ライブストリーミングサービス」などの新メディアはいずれも信用度、利用度、利用意向ともにまだまだ低い状況です。
mixiやGREEなどの「SNS」は、利用度、信用度とともにほとんど変化が見られず、利用意向も低下傾向で伸び悩みを見せています。セカンドライフに代表される「3Dリアルタイム仮想世界」も利用度が若干伸びたものの、利用意向は低下しており、普及に至る前に衰退傾向に差し掛かっている兆しが見られます。

*メディアカテゴリごとに、各データの対象n数から「わからない」の回答者数を除いています。
*前回調査まで「Q&Aサイト」に含めていた「ウィキペディア(Wikipedia)などの利用者が編集できるフリー百科事典」は今回調査から独立カテゴリとして追加しています。
*各ウェブメディアの定義については本リリース末尾に記載しています。
【2】ウェブメディア認知・利用・参加経験
CGM(=消費者作成型メディア)系の各メディアの認知・利用・参加経験を確認したところ、ウィキペディアに代表される「フリー百科事典」やYouTubeなどの「動画共有サービス」は、認知率が9割、利用経験率が7~8割に達しており、情報発信に至るユーザーは少数派ではあるものの、インターネットユーザーにとっての『一般的な情報メディア』という存在を確立していると言えそうです。
新たなメディアとして今回からカテゴリを追加した、はてなブックマークなどの「ソーシャルブックマークサービス」やFlickr、フォト蔵などの「画像/写真共有サービス」は、認知率が7割強~8割と高いものの、利用経験率は3割未満に留まり、閲覧を含めた利用者はまだ限定的である模様です。
また、「SNS」は利用経験率が4割強と昨年から伸びが見られませんでしたが、「よく閲覧し、よく参加するユーザー」が1割強と他メディアよりも構成比が高く、一部の高関与ユーザーに非常によく利用されている実態が見られます。
その他、新たなメディアとして追加したUstream.TVやJustin.TVなどの 「ライブストリーミングサービス」の認知率は3割強に留まり、利用経験率も1割未満と浸透度はまだ低いようです。

【3】ウェブメディア利用時の意識、シーン別利用したいウェブメディア
同じくCGM系メディア利用者を対象に、シーンや目的別に利用したいメディアを調査しました。『他人から情報を得たい』ときに利用するメディアは、「フリー百科事典」「動画共有サービス」「特定カテゴリの掲示板」が4割前後と高く、複数メディアに分散していますが、逆に『自分の情報を他人に提供したい』ときは「個人のblog(ブログ)」(25%)や「SNS」(19%)に集中しており、『自らの情報を提供したい』ときと『他人から情報を得たい』ときでは、メディアの使い方が異なっているようです。また、「個人のblog(ブログ)」は発信だけでなく、受信においても高めで、受信・発信の両目的で活用したいメディアという位置付けとなっているようです。
また、 『自分の目的にあった情報を探したい』ときには「フリー百科事典」「動画共有サービス」「特定カテゴリの掲示板」などが4割前後と高く、逆に『目的を持たず、なにか面白い情報を探したい』ときには「動画共有サービス」に使用意向が集中し、4割強と他メディアよりも圧倒的に高い結果になりました。「動画共有サービス」は、明確な目的のあり・なしに関わらず利用意向が高いメディアであることがわかります。

| メディア名 | 定義 |
| 一般掲示板 | 「2ちゃんねる」などの一般掲示板 |
| 特定カテゴリの掲示板 | 価格/商品比較サイト、宿泊予約サイトなど特定カテゴリの掲示板 |
| iGoogle、My Yahoo! | 「iGoogle」「My Yahoo!」などのカスタマイズ可能なユーザーインターフェイス |
| Q&Aサイト | 「はてな」「教えて!goo」などのQ&Aサイト |
| フリー百科事典 | 「ウィキペディア(Wikipedia)」などの利用者が編集することができるフリー百科事典 |
| SNS | 「mixi」「GREE」「My Space」などのSNS |
| ソーシャルブックマークサービス | 「はてなブックマーク」「Yahoo!ブックマーク」などのソーシャルブックマークサービス |
| 画像/写真共有サービス | 「Flickr」「フォト蔵」「Yahoo! フォト」などの画像/写真共有サービス |
| 動画共有サービス | 「YouTube」「ニコニコ動画」などの動画共有サービス |
| ライブストリーミングサービス | 「Ustream.TV」「Justin.tv」「UtagoeLive100」などのライブストリーミングサービス |
| 3Dリアルタイム仮想世界 | 「セカンドライフ」などの3Dリアルタイム仮想世界 |
調査項目
- 属性項目(性別、年齢、居住地)
- 各情報メディアの認知度・利用度・信用度
- 各情報メディアの今後の利用意向
- ウェブメディア利用時の意識、シーン別利用したいウェブメディア など
調査概要
「情報メディア」に関する調査
| 調査方法 | インターネット定量調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国の15~59歳の男女1,000人 |
| 割付 | 性年代10歳きざみ 均等割付(10代は15~19歳) |
| 調査期間 | 2008年12月18日(木)~12月19日(金) |
| 有効回答人数 | 1,000人 |
| 実施機関 | ヤフーバリューインサイト株式会社 |
この調査結果の詳細はPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。
※2007年6月以前のレポートの調査実施機関は、旧インフォプラント社もしくは旧インタースコープ社になります。
関連調査
カテゴリー: エンタテイメント - その他
カテゴリー: インターネット・通信・携帯電話 - インターネット・通信
カテゴリー: メディア - メディア・出版物・活字
Yahoo!リサーチについてのご質問やお問い合わせ、お見積もり依頼はこちらへ






